グリップ

上記の写真は、どちらもフォークを持っています。

違いを言うならば、

ハンバーグを突き刺した写真は「フォークを突き刺すために握り締めている」

もう1つの写真は「スパゲッティを巻き取る為の持ち方」

と言うふうに区別できます。

 

 握り締めたグリップ「スパゲッティを巻き取るようにしたい」と言われても、不可能なのです。

目的を持った持ち方がグリップであり、それをインパクト後まで維持し続ける事がゴルフでのグリップの役割です。

 「グリップは変えたくない!」と言われることが多々ございますが、目的が違えば持ち方が変わるためスイングの軌道も変わり、正しいスイングは出来ません。

これは、道具を使う場合の全てがそうなのです。全て目的を果たすための持ち方が正しいのです。

 ゴルフクラブの正しいグリップである、フェース面の向き、ライ角、ロフト角これらを維持し続ける目的のグリップを是非覚えてください。

 

下の写真を見て何がわかりますか?

どちらもクラブを持ったグリップですが、違いはそれぞれです。

 

①左の写真は、ライ角のみを支えているためロフトが固定されておらず、インパクト前にヘッドが走ってしまいダフリや、上がり際でボールの頭を擦ってチョロになりやすい持ち方です。

 

②一方、右の写真はロフト角だけを支えようとして、ライ角が固定されず、腕だけを振ってしまいヘッドが遅れてクラブフェースが開いた状態になりやすい。フェースの開きによるシャンクがでやすくなります。それを防ごうとすると、ヘッドだけが先行した強烈なフックボールを打ってしまいます。いわゆる、「ハンドファースト」を作っている状態です。

実際は、ハンドファーストと言われる形に見えるが正解です。


何故、ロフト角を保たなければいけないのか?

ロフト角とは、元々メーカーによって決められた各番手ごとの球の打ち出し角度です。

 通常のショットでは、アドレスで球を打ち出した時に設計上のロフト角になるようにセットする為、球に当たる手前の角度にセットする必要があります。やり方は人それぞれで、打ち出す瞬間がそのロフト角になるようにとか、球に当たった瞬間がそのロフト角になる為のセッティングを行います。

 決めたロフト角が、スイング中に変わるということは写真を見て分かるように、長さが変わる為ダフリやすくなります。

手元を止めて、ヘッドが先行するスイングではダフるのが当たり前なのです。

 そして、ロフト角をセットした時にグリップ側がヘッドよりも飛球線側にある状態になったものをハンドファーストと呼びます。結果としてハンドファーストになるのであって、ハンドファーストを作りたいとか、ハンドファーストにするではないのです。

 自分の求めるロフト角にした結果、ハンドファーストと呼ばれるスタイルに見えると、言う事なのです。


何故、ライ角を支え続ける必要があるのか?

全体的な傾斜だけではなく、球の止まっているライだけが傾斜が付いている場合があります。上の写真のように、黄色い部分が打ち込まれて凹みが出来た部分です。

 黄色い部分の右寄りはトゥアップ、左寄りではトゥダウンにリアルライ角(実際のライに対する斜度)を合わせているでしょうか?

 

 

 トゥ側が上がれば、シャフトがフラットになり、長さを長く持つか膝を曲げてヘッド位置を下げるようにする必要があります。

 また、トゥが上がると球は目標より左に打ち出される為、そのぶん右方向に向き打ち出す修正を行う必要もあります。(ヒッカケ)

 トゥ側が下がれば、シャフトがアップライトに立ち、長さを短く持つようにする必要があります。また、トゥが下がると球は目標より右に打ち出される為、そのぶん左方向を向き、打ち出す方向修正を行う必要もあります。


 

 どちらも、インパクト後の4時のポーズまでそのライ角を維持したまま腕を振らなければ、ダフリやトップに繋がります。


スイングは、なぜ難しいのか?

 

 ゴルフは、道具を使うスポーツの中でもスイングに於いて腕と手で同時に沢山の事を行っているスポーツと言えます。

アドレスでは、クラブの角度を決めながら姿勢を作りますが、スイング動作ではクラブの三つの角度を支えた状態の腕を振ります。

 

1.手(手首から指先)ではクラブのフェースの向き、ライに合わせたライ角、ロフト角を支え続けます。

 

2.腕(前腕、上腕)は、それらを支えたままの腕で両腕を共に振ります。

 

つまり、三つの角度を支えたままの両腕を振り戻すと言えます。

その中で起こる重力による影響で3つの角度が変えられようとするのを我慢しなければなりません。

これが複雑なのです。

 よくある症状としては、腕を伸ばした後で動かすと言うふうになってしまい、動かし始めたら腕が曲がってしまっているため、球に当たるようにクラブを当てに行ってしまう動作になってしまいがちです。

また、ショットでは、伸ばした腕を体を揺すったり、捻ったりする動作で腕を動かそうとして自ら腕を動かしていない現象などがあります。

同時に5つのことを最低限行う必要があるため、これを行うとこっちが出来ないということに陥ってしまいます。

「伸ばす」と「動かす」を同時に出来ない方が、多く見られます。

 

 出来ないことを他の動きでカバーしていたりしますが、重要なのは正しい情報があるか?つまり、「スイングって何をやっているのか?」これが分かれば、それを行うための持ち方でなければいけないということが言えます。分からずに、わからない動きをカバーした動きで続けるのではなく、それらを覚えた上でやりにくい部分を如何に自身の身体で行いやすくフォローするかを追求することが大切です。

シャフトのしなりについて知りましょう。

3枚目のポーズに、シャフトをしならせる動作をしようとしています。


重いクラブヘッドが加速すると、さらに重くなる為、このようになってしまいます。

 

ダウンでの両腕

ダウンでしなったシャフトは、ヘッドから先行するように戻っていきます。クラブフェースも打ち出し方向に向いたままシャフトは、しなり戻ります。インパクトでは、両腕とクラブヘッドがアドレス時と同じ位置関係に戻りインパクト現象が起こります。

 ダウン時にクラブフェースが開いた状態(右を向いた)でのしなりは飛距離のロスに付け加えて、スライス回転が強く右へ大きく曲がります。


スイングの軸の存在を知っていますか?

 

 ゴルフの上手な人はこの存在を意識せずとも、残り距離を打つクラブを持ちクラブの3つの角度を決めながらアドレスに入ると、無意識に決定されています。だからこそ、知らないと打てなくなってしまう事態に陥ることになります。本来なら、無意識にできていることなのですが、実は自分でそれを出来無くしてしまっています。

 

 その原因は、練習の仕方にあります。

  1. 飛ばすことばかりを考えて練習していると、①の首の付け根の軸ばかり使うため、飛ばさないアプローチなどまで同じ軸を使い苦手になってしまいます。
  2. 軸の存在を知らないで、アプローチばかりを行っていると②の腰の付け根からの軸を使うことしかできなくなり、飛ばない軸を使って一生懸命スイングしてしまいドライバーが飛ばないことが悩みになります。

 長さのある飛ばすクラブや、フルショットで距離をしっかり打つ場合は無意識にこの軸を選択し、最大半径を長くした状態の腕を振ろうとします。

 短いクラブになると、クラブの長さに応じて軸は低い位置に自然となり、また、短い距離を打とうとすると同様に軸の位置は、体の中央にある背骨に沿った低い位置になります。

自然とクラブも短く持ちたくなります。



 つまり、ドライバーの首の付け根の軸から、パターでの腰の付け根の軸にまで下がってくるという事です。クラブ毎の軸の位置を覚えるなんて難しすぎます!感覚って凄いものなのです。

しかし、ここではそれを簡単にまとめることをお教えします。

 

①、飛ばすクラブや、フルショット時は最大半径の首の付け根を意識しましょう。

②、パターやアプローチなどの距離を抑える場合のスイングは、腰の付け根の軸を使った腕の最小半径のスイングを意識しましょう。


腕と体の同調

腕と体の同調とは?

何を言っているかわかりませんよね?ここで「うんうん」なんて言ってはいけません。腕と体のそれぞれの動かす比率をコントロールするということです。

 

体って何をする事を目的にしているかわかりますか?

 

それは、スイング動作です!

 

クラブを支えて持ったグリップの手を横に振り戻すための動きです。その為の前傾姿勢なのです。これは、腕を使わなくても出来る動作です。


 アドレスの状態から、骨盤をバックスイング側からフォロースルー側に動かすことで、前傾した状態の腕は横に揺れ動くことがわかります。つまり腕を動かさずに骨盤だけの動きで振りもどるようになり、それで球をとらえれば一番飛ばさないアプローチになります。


 次に、その骨盤の動きに合わせて腕を動かすことで、更に距離を飛ばすことが可能となります。ポイントは左右対称のテンポに合わせた腕の振りもどるスピードを意識し、戻す方に加速を与えないことです。


 更に飛ばすためには、腕を優先して動かし、体はその腕の動きに後から付いて動くようにします。8時4時のスイングゾーンはこの程度までで十分に対応できるはずです。もっと飛ばすには、左右の速度をあげる事です。最終的には8時方向(バックスイング側)は再現性高く戻せる程度の速度にし、4時の方向(フォロースルー側)への腕の速度を上げていけば良いのです。

 上記のように打ち分けている人もいれば、腕と体はどんな時も同時に動かしていると言うタイプもいます。自分がどういうタイプか知ることも重要です。その上でいずれかをイメージすることで上手く打てる場合があります。

大切なのはボールのライを見極めることと、必要とする弾道が得やすいスイングを求めることです。

ゴルフスイングにおけるイメージとは、本来の目的を果たすために違う結果を求めることで、自分の体の動きのズレや誤差を、本来求める結果に導くためのものです。


イメージ意味
  1. 《名・ス他》
    心の中に思いうかべる姿・像。心象(しんしょう)。「―が浮かぶ」「来るまでは熱帯の―だったが、案外に涼しい所だ」。その像を心に描くこと。「桜ふぶきを―した振袖(ふりそで)」。そのものの有様を示す大体の感じ。

アプローチスイングを上手く行える条件

 

・呼吸で作るテンポで振る(ひと呼吸で終える)

・テンポは四拍子、三拍子の何れも等間隔で力強いスイングで行わない。

・最下点の芝生の葉っぱ一枚砂の一粒を見つめたまま、行う。そこを叩かないように目で見る。

※腕を振るのがスイングの基本ですが、腕を振らず、体を使って飛ばないようにする必要もあります。基本からの工夫が応用となり、より簡単で安定したアプローチができるようにしましょう。

 


(8時ー4時)ワンレバースイングの応用

 

ニュートラル(ウェッジの場合)

 

通常ロフトでのスイング時

オープンスタンスにしたアプローチの行い方(応用)

 

  • 腕を横に振りやすくする事が目的となったアドレスであること

 

 

 

目的は、球を上げて、転がりを減らす。

(ロフトが、寝た状態)例52°⇒54°~56°

黒い線はニュートラルの位置で飛球線に並行している。

ボールは黒い線と並行した飛球線を飛ぶ。

・アドレスは、ニュートラルで構えてから両足をオープンにして立つ。(下半身だけ動かした状態)

・ボールは左足かかと線上、(若しくは左脇の前)の位置に来る。

・クラブの位置もボールと同じく左へ移動して、ロフトが球を上げやすい角度へ変わる。(所謂ハンドファーストの状態が弱くなる)

@感覚として、左足かかとでシャフトが一直線になるようにヘッドを待つ

 

※左腕を真下に伸ばしたままで、腕とクラブヘッドが同時に真横方向に振りやすくなる。赤い縦の線が体の中央で、クラブの最低点となる。


 

 

球を低く、転がす。(ロフトが立った状態)

例52°⇒50°~48°

黒い線はニュートラルの位置で飛球線に並行している。

ボールは黒い線並行した飛球線に飛ぶ。

・アドレスは、ニュートラルで構えてから両足をオープンにして立つ。(下半身だけ動かした状態)

・ボールはロフトを立てたい分だけ右足寄りの位置。

・グリップの手の位置は同じで、クラブヘッドだけを右足側に移動させたボールの後ろにセットすることで、ロフトが球を低く打ち出す角度へ変わる。(所謂、ハンドファーストが強くなる)

@感覚としてボールの真下でスイングを終える

 

※右腕を真下に伸ばしたままで、腕とクラブヘッドが同時に真横方向に振りやすくなる。赤い縦の線が体の中央で、クラブの最低点となる。


スイングの軸は大きく分けて、2つ。

基本の型を覚えて、本格的な2点感スイングに移行していきましょう!

不調になった時には、基本のスイングでまた戻すことも大事です。


飛ばすためには、

最大半径のスイングをしましょう。

 

軸①

首の付け根後部から喉を貫通した棒が、クラブフェースの真ん中の最下部にくっついているイメージで腕でスイングをします。

 つまり、首の後ろからクラブソール(クラブ底面)までの半径を最大とした動きとなる為、スイングスピードをあげやすく飛ばす事ができます。

 


飛ばさないスイングは、

最小半径を使ったスイングをしましょう。

 

軸②

腰の付け根後部から、おへそを貫通してクラブフェースの真中の最下部に棒がくっついているイメージで最大半径のときと同じ振り幅で腕をスイングしようとします。

ですが、スイング軸が低くなった分、振り幅が勝手に小さくなり飛ばなくなります。

これは、腰の付け根から、クラブソール底面までの半径が短くなった為、グリップの手を軸の支点である腰の付け根より高く上げられなくなるために起こる現象です。